第一章 前奏 〜蔵出し〜
屋台や幟は一年一度しか蔵から出る事がありません。 どこの村の屋台や幟も、祭りの日を今か今かと待ちわび、村中の人々と一体になる事を楽しみにしています。
播州幟唄前奏では、祭り=よさこいを待ちわびた踊り子達の心の動きを表現します。祭りを目前に、心を落ち着かせるための静かでゆっくりとしたテンポの曲(よさこい節)。ここでは、早く踊りたいとの気持ちをため込めています。そして、早く踊りたいとの気持ちを一つに集め爆発する!!祭り(踊り)が始まれば、心一つにし全員が自分を表現するために祭り場へ
幟唄のサブテーマ『背姿を美しく』
一人一人の美しい背姿が見ていただける方を魅了する… 背中でどこまで表現できるか?表情で楽しさや迫力を伝える事はし易いかもしれませんが、背中で表現する事は難しいかも?でも、表現できたら素晴らしい事ですね(^.^)
また、祭りは裏方(役員・家族)さんが支えてくれているからこそ全員が楽しめます。裏方さんは前日までの色んな準備を経て準備万端で祭りを迎えます。 胸を張って・・・背姿から自信と優しさ、大きな気持ちが伝わってくるような美しさを播州秋祭りでは感じる事ができます。
第二章 唄一番 〜村練り〜
ようやく年に一度の祭りのスタートです。待ちに待った祭りを楽しみます!! 一番最初の村練りは勢いが大切です。最初の振りは楽しさ、心の躍動を表現、続いて我村の屋台の勇壮さの表現です。1〜2トンもする屋台の揺れ、重厚感、飾り金物の煌びやかな様子…
第三章 小間奏 〜観衆のどよめき〜
太鼓の音が聞こえると胸が弾む、屋台はどこか?と駆けつける…播州人の心です。見ている方々の揺れ、もっと屋台や幟が見たいとの跳ねるような心や行動を表現、屋台と一緒にお宮まで行こうとの心の動きを表現しています。
第四章 唄二番 〜宮入〜
祭りの盛り上がり場の一つが宮入です。宮前には、我村の人達だけではなくお宮さんの氏子の人達が集まっています。自慢の屋台や幟、屋台の練り方を氏子の人達に披露する場でもあります。練り子(踊り子)の心を一つにしないと素晴らしい屋台練りにはなりません。屋台の晴れ舞台だけでなく、練り子の晴れ舞台でもるのです。
第五章 前さび唄
宮入が無事に終わった喜びと、誇りを体いっぱいで表現しています。
第六章 間奏 〜境内〜
うちの宮入良かったでしょ!!今年のうちの屋台良いでしょ!!との、満足を誇らしげに表現します。我村の宮入が終わると、祭人は他の村の宮入や獅子が舞う姿を見て祭りを楽しみます。屋台が寄ってくると大きく動く人波、一年に一度、祭りの日にしか会わない幼なじみや同級生に会う楽しみ、、、、境内の中にある屋台の優雅さや、祭りに心弾ませる仲間達の楽しさを表現しています。
第七章 唄三番 〜宮出し〜
夕方になり、照明でさらに優雅に飾り付けられた屋台が、後ろ髪を引かれる思いで境内から出て行きます。今年のお宮さんでの練り合わせは最後です。より優雅に、より誇り高く、自慢の村の屋台と練りをすべての氏子に見てもらい、練り子達が心を一つに練り上げます。今日一番の激しい屋台練り。どこにも負けたくない元気な屋台練りを披露します。今年の祭りのクライマックスを楽しんでいます。
第八章 後さび唄 〜村練り〜
楽しかった祭りの1日の最後は自分の村での練り上げです。何の気負いもなく、気心知れた仲間達で、自慢の屋台を『祭りに参加できる喜び』を噛み締め、気持ち良く練り上げます。
第九章 エンディング 〜蔵入れ〜
今、心を躍らせてくれた祭りも屋台も、また一年待たないとやって来ません。待ちわびた一年分の楽しさと今年の祭りも良かった!との思いを込めて踊ります。そして、『どうだぁぁぁぁぁ、我村の祭りは最高だろっ!』と表現しています。
【播州幟唄 歌詞】
播磨名所を よいよい 巡りて観れば よーいせぇこーりゃせ
かちん染めなる 鹿間(飾磨)の浦よ
男山から よいよい 姫山見れば よーいせぇこーりゃせ
空に輝く 白鷺の城
そーらーやーぁどぉこぉせぇ〜〜ぇぇ よーいやなぁーーーー
あれはいいなーーーーぁ これはいなーーーーーーぁぁ そーりゃ〜〜よぉぉぉいとせー
よそに聞こえし よいよい 名も夢笑志 よーいせぇこーりゃせ
国も豊かな 太平の世に
そーらーやーぁどぉこぉせぇ〜〜ぇぇ よーいやなぁーーーー
あれはいいなーーーーぁ これはいなーーーーーーぁぁ そーりゃ〜〜よぉぉぉいとせー
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